ストーカーの被害において厄介なタイプが妄想型ストーカーです。
このタイプ自体は古くから見られる、現実と想像の世界が区別できないというもので、自分の妄想が事実だと思ってしまうケースです。
思い込みや願望などを信じこんでしまうと、周りのことが目に入らなくなるだけでなく、自分の妄想の実現を妨げる存在そのものに対して攻撃性を示すという危険性もあります。
一般的にストーカーになる人物は、それまでに多少なりとも関わりを持ったことのある人をターゲットとすることが多いのですが、このケースでは一方的に思いを募らせた上で行動がエスカレートしてしまいますので、面識のない人をターゲットとしてしまう場合がよく見られます。
昔によく見られた芸能人に対する追っかけなどもこのようなタイプの一種とされますが、現在はSNSの普及によって芸能人がより身近に感じられる環境になったため、ますますこの妄想型ストーカーが増えてきていると考えられています。
もちろんSNSで情報を発信している一般人もその対象にある可能性が十分にありますので、個人情報の書き込みには細心の注意を払う必要があります。
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